◆削ろう会とは

鉋削りをはじめ、手道具や伝統技術の可能性を追求する会です。
大工をはじめとする木造・木工関係の職人のほか、その工具を作る鍛冶、
手道具や職人に興味のあるアマチュアが集まって、競い・楽しみながら技術交流をしています。

鉋屑は本来、仕事の副産物であり、ふつうなら捨てられてしまうものですが、

大の大人を夢中にさせる奥深さがあります。

その厚みわずか数ミクロン(1000分の1ミリ)という極限に達するまでには、

研ぎや台の調整など数々の習練と工夫を要します。
また、削り手(当会では「削リスト」と呼んでいます)だけではなく、
鉋鍛冶など道具のつくり手の習練や工夫も積み重なっており、
いわば技の結晶のようなものなのです。

名人の薄く均一な削り屑は向こう側が透けることはもちろん、まるで絹のような光沢があります。
永六輔氏は「削り華」と命名されました。


一般的な寸八鉋だけでなく 、一尺幅の大鉋や、台鉋の前身となる槍鉋(やりがんな)、
荒削り道具の釿(ちょうな)に試みる人もいます。


伝統の技の習得や自身の腕の向上を目指し、それぞれが習練し交流する中で、
日本の木造建築や木工芸の技術・文化を次世代につなげていきたいと思います。

削ろう会は道具の使い手とつくり手との交流の場でもあります。
全国大会の会場で道具の展示販売をする際も、けして商売だけが目的ではなく、
使い手とつくり手が顔を合わせ意見交換をする機会となっています。


 削ろう会会則
 世話人名簿

 


活動内容
・年1回程度の全国大会の開催
薄削り競技を中心に道具の展示販売や勉強会などの催しを年1〜2回開催しています。
全国大会について(リンク)
・年4回会報の発行
会報には削りや手道具、鍛冶の記事や全国大会の案内やレポートなどを掲載しています。
会報について(リンク)

 

 

会の案内チラシPDF
表紙(264KB)
中面(483KB)
裏表紙(136KB)