大会委員長及び実行委員長のご挨拶

大会委員長のご挨拶

 筑後地方建築技術者組合は今年で創立70周年を迎えました。
大工、工務店をはじめ色々な職の交流研修の場として、また建築大工国家試験技能検定実施の協力をはじめ職業訓練校や若年者育成事業、そして各種技術研修等会員のための事業を先輩から今日まで引き継ぎ、今年で70周年を迎えることができました。
これもひとえに、会員をはじめ各関係団体や各方面の方々のご協力のお陰だと感謝し、お礼を申し上げます。誠にありがとうございます。
これを機に、第34回全国削ろう会久留米大会を開催する運びとなりました。

 

 今日、伝統的な日本の木造建築が年々衰退していく中この筑後地域は元より、九州から全国の方々にも伝統的な木構造建築の良さ、素晴らしさを伝えることで伝統技術を守り後継者を育てることができればと願って開催する事となりました。
熟練職人が高齢化していく中、若い大工職人やこれから大工になる見習、そして大工を目指す子供達を育てる為にもぜひこの全国削ろう会久留米大会を通して実施し成功させたいと思っています。

 

 つきましては、全国各地で活躍されている職人様達に是非、久留米の地へ足を運んでいただき、鉋の薄削り大会に挑戦して競い合っていただき交流も深めながらお互いの技術を高めていただきたいと思っています。又、一般の方々にも鉋削りの技術のすばらしさ、楽しさを目で見て楽しんでいただきたいと思っています。
そして昔ながらの手道具による職人の技・技術も同じに見ていただく事で木本来の良さ、素晴らしさも知っていただきたいと思っています。

 

 当組合では幸いにも若干名ではございますが熟練した大工職人から若い大工まで長年活動を続けています。
先輩から受継いだ組合の伝統を70周年を期に、組合の青年部を中心として削ろう会全国大会を久留米で開催すると1年以上前から準備して実行委員会も立ち上げて関係団体や関係各位のご協力をいただきながら開催に向けて色々な問題を乗り越えて確実に大会開催に向けて準備しています。
どうか削ろう会会員の方々、そして関係者の方々、また一般の方々にもご理解の上ご参加、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

全国削ろう会久留米大会大会委員長    
筑後地方建築技術者組合組合長 山田日出明

  

実行委員長

実行委員長のご挨拶

 全国削ろう会も今年で34回目。

34回目にして削ろう会全国大会は、いよいよ、九州、久留米に上陸いたします。 

 

 削ろう会全国大会は、3年前の神戸大会、昨年の宮城蔵王大会とバトンが渡されてきており、奇しくも阪神淡路大震災、東北地方太平洋沖地震という震災被災地での開催が続いております。

私もこの2ケ所の全国大会も見学に行かせていただきましたが、震災にも負けず、皆さんが元気に盛り上げて下さいました。

 

 そして、今回バトンを渡された久留米、および、筑後地方全域に於いても、熊本地震の際には、震度5強という強い揺れが観測され、また、久留米近隣の朝倉地方でも、昨年、大きな水害が発生したばかりで、不思議な因縁を感じております。

震災を乗り越え、神戸、東北が九州へ繋いでくれた、このバトンに込められた思いをしっかりと受け止め、 私どもも、この大会を是非とも成功させ、次回開催の長野県伊那市へ、きちんとバトンを繋げたいと考えております。

 

 さて、今大会では、例年通り、古来からの大工道具である、鉋から削り出される鉋屑の薄さを競っていただきます。手入れが行き届いた鉋を使えば、材木を艶のある鏡のように仕上げることも可能ですが、今回の大会ではどうなるでしょうか?

選手である皆様が頼ることができるのは、ご自身の両手だけです。ご自身の両手で、刃を研ぎ、鉋台を調節し、極限まで薄い鉋屑を削り出していただきたいと考えております。

 

 競技内容だけ聞くと、大会会場には、ピリピリとした空気が漂っているのでは?と、お感じになるでしょうが、ご安心ください。実際の大会会場は、笑い声があちらこちらから聞こえてくる和気藹々とした雰囲気です。

大工たちは、皆、自慢の鉋を見てもらいたいとうずうずしています。 是非、皆様も大工の極限の技を、間近で体感してください。

 

 選手の皆様におかれましては、日ごろからの鍛錬を欠かさず、この大会に参加されたことと存じます。

当日は、削ろう会の理念、技術の向上、木造建築や木工芸の技術・文化の継承、道具の作り手と使い手の交流、また、最も重要である、“技術交流を楽しむ”といったことを念頭に、久留米大会に参加いただければと考えています。

 

 実行委員長として、多くの人に、伝統技術の素晴らしさを知っていただき、伝統技術を未来へ繋げるきっかけにすることができればと考えております。また、皆様のお力をお借りして、この大会を盛り上げ、楽しく素晴らしい大会にすることを誓いまして、簡単ではございますがご挨拶に代えさせていただきます。

全国削ろう会久留米大会
実行委員長 山田 嘉木